京都ならではの看板を作成するための方法

京都と言えば、日本屈指の観光地であり、また重要文化財を多く抱える都市です。景観法という法律に基づき、景観を守るための様々な条例が決められています。中でも商業者を悩ませているのが規制区域ごとに決められた看板の大きさや色が決められていることです。これは大手のチェーン店にも同様の措置がなされていて、基本的に赤色をベースにしたものはNGとされています。また景観を損ねないために、高い位置での看板は禁止で、オリジナルのロゴや色使いであっても、条例に違反しないようにするという制約が設けられています。看板自体が禁止ということではなく、あくまでも景観を損ねないという最終目標をないがしろにしなければOKということです。和風の雰囲気を壊さないための条例なので、他の地域とは一風違う看板を作る必要があります。

京都で看板を巡って起きている事態とは

2014年の9月に新たな条例が施行されました。京都自体を21の区域に分けて、その地域に応じた条例を細かく制定したのです。そこで困っているのが、条例の施行前に看板を立ててしまった人達です。基本的に高さや色合いが指定され、原色の面積が広いものや、指定された高さよりも高い物は撤去するようにとの内容になっています。この条例では屋外に張られているポスターなども同じように禁止されているので、広告やPRを積極的に行いたい企業や店舗には大きなダメージがある様です。中には、屋外でないのだから構わないと屋内のガラスから、店外に向かってポスターを貼る店舗なども現れています。従来のファーストフード店を和風の色合いにすることや、コンビニエンスストアの店内が見えないように格子を付けたりといったことについては、観光客から評価を得ています。

京都の看板に贈られる京都景観賞とは

京都の看板や屋外の広告物には他の都道府県にはない条例が定められています。まちの景観に調和していることが大前提になり、デザインや風合い等を評価する京都景観賞というものが設けられています。看板のような屋外広告の他にも、建築物そのものを評価する部門や、景観づくりに貢献した人を評価する部門もあります。受賞した作品や建造物については、多くのメディアで取り上げられ、看板としての価値も評価されています。飲食店だけではなく、会社や既存のチェーン店、カラオケボックスのような遊技場も含まれるため、非常にクオリティの高い会社が多いとネットでは評判になっています。京都府のホームページには多くの作品が掲載されていますが、どれも和の景観を壊さず、町に馴染んだ素晴らしい作品だと言われています。